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こだわりの食を求めて 取材日記

2002/07/26 八海山の八色すいか その2

すいか。すいか。すいかの産地といえば、熊本とか千葉などが有名ですが、ここに登場するのは、新潟・魚沼産のすいかなんです。

それは、とある夏のこと。大嫌いな新幹線に乗って、乗り過ごさないよう緊張しながらも八海山の麓にある駅に到着。農作業の合間に迎えに来てくれたのは、農業をこよなく愛するご家族の大黒柱、飯塚さん。日焼けした顔におおらかな年季を感じて、なんだか安心してしまうわ。軽トラックの助手席に乗りこんで、すいかが待っている畑に向かう間にも、飯塚さんとの雑談からすいかについての思い入れを、取材、取材。まずは土作りから、ということで、飯塚さんの自宅の裏では大量の堆肥を発酵させていて、完全に発酵したものを畑に撒くことから始めているんです。

それというのも、農業をはじめて間もない頃、農薬を扱う手が腫れてとても大変な思いをしたんだそうです。それで、そんなものに頼ってはいけないのではないか。そんないきさつから、化学肥料を使わず、ホントに必要最低限の農薬で30年以上美味しい作物を作りつづけているんです。

土作り以外にも、すいかの花が咲いたときに、確実に受粉させるよう何千匹というミツバチを飼っていたり、実がつき始めてからは、一玉一玉に甘みが集中するように間引きを行なったり、たっぷり太陽を浴びるようつたや葉の位置を整えてあげたり、それはそれは手間をかけているんです。広大な畑のなかのすいかの一玉一玉に気を配るのは、それはそれは大変なこと。だけど、飯塚さんの農業人としてのプライドが毎年甘〜い甘〜いすいかをわたしたちに届けつづけてくれているんですね。

そして、今日「今年収獲したばかりのすいか」が飯塚さんからわたしたちスタッフの元に届いたんです。それを切り分けるのは、もちろんわたしの仕事。まずは、指で弾いて中の”ハリ”を確かめると、なかで振動が波打つような音がして、うぅぅ、今年もやってくれたなぁと思わずニッコリ。そして、中心に包丁の先を当てて、そのまま力をいれてざっくりとすいかを割ると、ザザザっというはじけるような音とともに、すいかならではの、気取りのない甘い香りがぱぁ〜っと広がって、来た、来た、来た!すいか娘の血が騒ぐのよぅ。切り分けた中でも、一番大きなすいかを手にとって、そのままパクッ!瑞々しいシャリっとした歯ざわりを楽しんだあとには、感動的な甘みがわたしを包んでしまいました。(^O^)

〈取材・文 猪口由美〉
※この商品の本年の受付は終了いたしました。
八海山の八色すいか 5kg
八海山の八色すいか 6kg

取材時の写真

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