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こだわりの食を求めて 取材日記

2002/02/01 吉野本葛うどん

「いのくちさん、会社への連絡は大丈夫ですか?そろそろ携帯の電波が圏外になりますよ。」と教えられて間もなく、「圏外」に突入。今日は、奈良県吉野の山の奥の奥の奥。確かにここじゃぁ、携帯はつながらんと思う。だけど稀に見る素晴らしいところです。周りには、吉野川の源流だと教えられた「投石の滝」以外に音はなく、滝のまわりには、見るからに樹齢1000年を既に越えた杉の木が、この山を護る神のように天に向かって伸びていました。滝から流れだす川には魚が泳ぎ、手入れの行き届いた木立のなかで、なにげなく空を見上げると、まぁ、なんだか日本昔話の世界に迷い込んだ感じ。こんなところには、携帯電話なんて必要ないんでしょうね。

そして、今日の取材先は、その木立の間にひっそりと佇む麺工房。ここでは、「これより先に民家はないから、汚される心配がない」清水と国産小麦、それに地元吉野が誇る、ある名産品を使って、約3日をかけて手延べ麺が作られています。夕方に仕込んで、深夜までねかせた生地は、最初使い古した綿布団のようにずっしりと分厚いのですが、気長に気長に、その日の天候と麺の具合を見ながら、最後には、直径5mm程のうどん、1mmにも満たない素麺に仕上げるんです。

人里離れた山奥の夜は、独特の静けさがあり、冷え込みもかなり厳しい。でも、この寒さが麺作りにはいいのよね。深夜であろうが、殆ど寝てなかろうが、美味しい麺を作るところが見れればわたしはそれで本望よ。

この工房では数種類の麺を作っているのですが、「セコムの食」でご紹介するのは、吉野本葛を練りこんだ麺。吉野本葛は、その気品ある細やかさゆえに他で採れた葛よりも市場価値が高いのですが、そのなかでも皇室御用達という由緒正しい葛粉を使用して、完成させた麺は、他にはないツルツルののど越しと、コシの強さが自慢。いろんな取材をしているなかで、食品というのは、作り手の性格がそのまま反映されるなぁと常々思っているのですが、この麺は、すごく繊細で奇をてらったところを感じないんですよね。工房で熱心に麺を延ばしたり、捌いたり、干したりされている職人さんたちを見ていて、なんだか納得しちゃいました。

〈取材・文 猪口由美〉
吉野本葛うどん12束セット
吉野本葛うどん22束セット

取材時の写真

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