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こだわりの食を求めて 取材日記

2005/07/29 沖縄の3つの島のかちわり黒糖

超ハードな沖縄諸島の出張、一人旅。しかもトラブル続き。まず、養豚場で豚の匂いが服にしみこみ上着が使いものにならなくなり、それなのに、春というのに冬に逆戻りの、肌にしみるような寒さ。

さらにシケで船が欠航し、取材先の島に渡れなかったりと大変な旅だったけど、なんとか沖縄本島−石垣島−西表島−小浜島を取材。そして今、やっと石垣島に戻ってきて、東京に戻る、、、予定だったのですが。

やっぱり、心残りは船の欠航で取材できなかった粟国島(あぐにじま)。いまから急きょ、取材先へのアポイントや飛行機の手配など大変だけど、でもチャレンジしないで帰るのは、やっぱりもったいなくって仕方ない。よーし、粟国島に行っちゃいましょう!

石垣島に到着した後は、他の観光客がのんびり歩くのを尻目にかなりうるさい音を立てながら、キャリーバッグをゴロゴロ引っ張り、幹線道路に出て、最初に目に留まった「空車」マークのタクシーに思いっきり手をあげる。

『空港まで、お願いしますっ』と告げたあと、携帯で飛行機の空席状況をチェック。よし、大丈夫みたい。

空港カウンターで石垣島から沖縄までの予約を早い便に替えてもらい新たに那覇−粟国島の往復も予約。

あとは、生産者からの連絡を待つのみ、と思った矢先にタイミングよく連絡が。『工場は稼動する予定だけど、量は少ないよ。畑も見れる』

了解です!伺います、明日。

、、、ということで、那覇空港に着いたあとは、空室検索してビジネスホテルにチェックインし、夜は美味しそうなレストランを探し、ひとり飯。

「ひとり」を「独り」と思ってしまうかしまわないかが、この仕事を楽しめるか否かの差なのよね。それに、ひとりには、だれにもペースを乱されない自由があるんだもんね。

そして翌朝、部分的に快晴の空に向かって飛び立つべく、再び空港に向かい、チェックインカウンターに行くと、なぜか荷物を含めた体重を計られ、席は自分で決められないという。なんで?ようわからんけど、まぁいいや。

飛行機まではバスで移動というので、指定されたバスに乗り朝早いゆえ、なにも考えずぼーっとしていたわたしの目の前に現れたのが、写真の飛行機。

あまりにも小さいから、乗客の体重を分散させるため席が選べないんだね。それにしても、目の前にパイロットの頭があるというのは、なんともビミョーな心境で、飛び立ったあとも風が吹けばふらりと揺れ、その揺れ方にかなり恐怖心が伴う。

スリルあっていいんだけど、帰りもこの機なんだよね〜。

かなり不安に思っているわたしの気持ちなど知る由もなく、ベテランパイロットの巧みな操縦技術で無事粟国島に到着。

空港には、確か迎えに来てくれている工場の方が、、、だれもいない!沖縄のひとはのんびりしてるからなぁ、、と少し待ったけど迎えに来てくれている気配は、四方1キロくらいに耳を澄ませても聞こえな〜い。

しょうがないので、製糖工場に電話したら、なんだか大慌てで誰かを迎えに遣すといわれ、10分後くらいに一台の車が到着。なんだかこの取材、プロペラ機以上に不安だなぁ。

そしてこの不安は的中してしまい、案内された工場は稼動しておらず従業員さんもいない。またまたなんで?

すると責任者の方が恐縮しながら『いや、ホントなら稼動しているはずだったんだけど、従業員のひとりが体調を崩してしまって、手が足りなくなったので今日は、やめにしたんだよ』 とのこと。

「セコムの食」のスタッフも、実はたった3人しかいないから、ひとりが背負う任務は確かに重いけど、でも、ひとりが体調を崩しただけで大きな工場の稼動をやめてしまうのも、なんちゅうか、のどかというかアクセクしてないというか、わたし的にはとっても困るんだけどなぁ。(^^;

でも、幸いにも、わたしにはこれまでに何ヶ所も製糖工場を取材してきた経験がある。それも昨日取材したばかりの、ほやほやの知識だから工場にある機械を見て工程を聞くだけでも、大体の状況がわかりました。

粟国島は、今回ご紹介している黒糖のなかでも一番、昔ながらの製法で黒糖を作っている工場。減圧機もないし、炊き釜もレトロ。かなりの部分、手作業で職人さんたちがひと釜ごとに炊き上げているとのこと。

そのあと、サトウキビ畑に案内してもらうなかで、工場長の小橋川さんが面白いことを教えてくれました。

『粟国島は、四方に防風林がないから、台風がきたらサトウキビ畑は大量の海水を浴びるんだよ。その海の塩水をたっぷりと吸った土で育つから、この島の黒糖は、どこか塩っけがあるんだね』

なるほど!たしかにミネラル豊富な印象が、あるあるある!サトウキビは、収穫後、刻々と鮮度が落ちるから、島から島へサトウキビを移動させることは不可能で、だからこそ、その島ならではの味わいが出てくるんですよね。

粟国島の真っ青な海と空に育てられた黒糖は、レトロな作りゆえ茎の香りがほんのり残り、味わいはミネラルを感じる爽やかな甘さ。頑張って、来てよかった!空も青くて気持ちいい〜!

さて、なんやかんやとあったけど、結果的には楽しい取材だったなぁ。では再度、あのプロペラ機に乗って、東京にもどるぞー!

、、、おしまい。
     
〈取材・文 猪口由美〉
 
沖縄の3つの島のかちわり黒糖

取材時の写真

取材時の写真
わたしの目の前に現れた飛行機


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