わたしは、朝ごはんをしっかりと食べないとダメなタイプ。
・・・というよりも、空腹になると、絵に描いたように不機嫌になるので、周りのスタッフのためにも、朝食は欠かせないし、最近は、忙しいのも手伝って、もっぱら洋食が多いんです。
テーブルにお気に入りのランチョンマットを敷いて、お気に入りのお皿に、その日に食べたいパンをのせて食べるのですが、この夏わたしの元気のミナモトとして大活躍してくれているのがこれ!
あのね、ホント美味しいの〜!このジャム!(*^.^*)
プリザーブタイプのジャムなのですが、甘みがすっごく抑えてあるので、最初はパンに塗って食べるんだけど、あまりの美味しさに、ついついそのままスプーンで口に運んで、食べちゃってるくらいお気に入り。 ホントに好きなの!
このジャムとの出会いは、わたしがちょうどジャムを探して都内を歩いていたら、ものすごいタイミングでいきなりわたしの視界に『食べて、食べて』と言わんばかりに、飛び込んできたんです。
おぉ。何かのテレパシーやろか!きっと、そうに違いない。
もっちろん、すぐに買って試食してみてみると・・「すっごーい!イメージ通りのジャムだぁ!」もうね、わたくし早速、取材依頼!
新幹線とローカル線を乗り継いで訪れた先は、コンロが4つしかない、小さな小さな加工場でした。
この日、作ってくださったのは、柑橘果物の熟煮だったのですが、その作り方というのが、まさに自宅で作るときと同じ方法なんです。
まず、厚い皮を包丁できれいに剥くでしょ、それから薄皮もきれいに外して、実だけを取り出していくんですが、その手間たるや、すごいものでした。
外の皮は厚いから、包丁がなかなか入らないし、果物の酸ですぐ切れが悪くなる。
薄皮は薄皮で、皆さんご存知の通りひとつ丸ごと丁寧に剥くには結構な時間がかかる。
それを、たった二人で何十玉と剥くんだもん。手が痛そうだったなぁ。
わたし、おせっかいとは思いながらも「果物を剥く機械を入れたほうがいいんじゃないですか?」と言ってしまいました。
すると、加工場の方が、『剥くだけなら、機械を使えばいいんですけど、この熟煮にはこっちの外皮も少しだけ刻んで入れるもんだから、機械だとわたしたちが望む厚さには切れないんですよ。』とおっしゃる。
それに熟煮に使う果物は、日本各地に点在する、真面目な果物農家が育てた、丸々と新鮮な果物ばかりなので、加工するときにも、農家さんの苦労を無駄にしないよう、できるだけ果物の美味しさが残るように、との思いを込めて作っているんだそうです。
それに、美味しさの秘密がもうひとつ!(^^♪
この熟煮には、上白糖やグラニュー糖は使わずに、果物から取り出した「果糖」を使用しているんです。だから、この熟煮の瓶に詰まっているのは、全て果物の甘さだけなんですね〜。
だけど、すみません。
フレッシュな果物のみを使うので、どうしても製造が期間限定になってしまうのと、夏号で予想をはるかに上回るご注文をいただいたので、現在「いちご」が欠品で、さらに甘夏が残り10個くらいしかないんだそうです。
日向夏とブルーベリーは、まだ少しは大丈夫だそうです。
ちなみに秋号では、北海道産の夏いちご(夏号は高知産)のほか、ブルーベリー、夏みかん、杏の4種類をご紹介します。
今、わたしの自宅の冷蔵庫にあるのはブルーベリーでパンにつけたり、ヨーグルトに入れたりして、毎朝楽しんでいるんですが、秋号新アイテムのなかではわたしは杏がおすすめ!
残り少なくて恐縮ですが、ぜひ夏の果物の美味しさを一杯詰め込んだ「夏の熟煮」を味わってくださいね。