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こだわりの食を求めて 取材日記

2007/03/23 村さんのしゃぶしゃぶ用生わかめ

わたしの「おすそ分け好き」は周りには有名なところ。
社内外を問わず、いろんな人に配り歩いているのですが、スタッフ以外で一番商品をおすそ分けしているのが、わたしの通勤経路の途中に住んでいる仲良しの同級生。

彼女は専業主婦であり小学生になる男の子がいるのですが、わたしはその子がまだオムツの時分から彼女のところに食べ物を届けているんです。そのせいで彼にとってわたしは「いつもおいしいものを運んでくれるとってもいい人」なのであります。

先日その同級生とお茶を飲みながら話をしていたときのこと。

『いままでいろんなものをもらったけど、うちの子がいまでもおいしかったっていうのは、あのワカメと夏の白いトウモロコシなのよねぇ』

「冬にあげた特大のタラバガニよりも?」

『そうなのよ。あのわかめをお湯に入れた瞬間のあの子の喜びようは忘れられないわぁ』

「わたしさ、あれをあの子に見せたくって、鳴門の出張から帰ったその足で、あなたのうちに向かったんだからぁ」

『電話もらってわかめのしゃぶしゃぶっていうから、どんなもんだろうと思ったんだけど、あんなに鮮やかに色が変わるなんて、超びっくりよ』

「うん、うん。よしよし。そうなのよ」

『それにあんなにわかめがおいしいなんて、思ったこともなかった』

こんな会話をしたのが今年の2月。

それからそれから1ヶ月も経たないうちに生産者である村公一さんからわたしあてに電話が入った。

「いのくちさん、今年の分送るけん、食べてみて!」

1年が経つのがいかに早いかは、こういうときに実感するもの。だけど、またあの生わかめを味わえるなんて嬉いわぁ。

村さんいわく、今年の生わかめは、昨年に比べて上品な味だということ。確かに食べるとそういう印象を受ける。

しっかし、この歯ごたえといい磯の風味の濃さといい村さんのわかめは、なんでこんなにおいしいのだろうか?もうほんと、しあわせ〜。

そして試食で残った生わかめは、同級生のもとへ今年もまた届けに行ったのであります。

1年のうちたった2週間、この時期だけしか食べられない生ワカメ。
それもおそらく鳴門で一番の腕を持つ村さんが一年かけて育てたわかめです。

お子さんがいる方にはぜひぜひ! 旬のおいしいものを求めているという方、これを食べずして春の味をを語ることなかれ!ですよ。

今年のお届けは、3月31日と4月7日の両日のみの予定です。

〈取材・文 猪口由美〉
村さんのしゃぶしゃぶ用生わかめ

取材時の写真

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