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こだわりの食を求めて 取材日記

2007/08/03 お茶漬けうなぎ<その2>

やっとの思いでアポイントを取りつけ、向かった先は蜃気楼でも現れそうなほど、炎天下の7月の京都。

下町情緒あふれる商店街は、日曜日ということもあり、かなりのヒトで賑わっている。

鮮魚店、野菜屋、甘味処など、これが日帰り出張でなければ1軒ずつゆっくり楽しみたいけれど、今回ばかりはそうもいかない。

鰻茶漬けの生産者のおじさんは、電話ではたいそう愛想がなく、せっかちなようだったので、超短期決戦の取材になることが予測される。
従って無用なエネルギーは使わないようにしなければならないのだ。

時間ぴったりに到着した取材先の店頭には、美味しそうな鰻や鮎、川ガニなどが飾らぬ包装に包まれて並び、どれも美味しそうな香気を放っている。

そして店の一角には鰻を焼いている職人さんが立ち、その背後にはうずたかく積まれた桶に「たて水」が流れされていて、横には魚ごとに棲み分けられた水槽が所狭しと置いてある。

「失礼します、社長さんに会いにきたのですが」
『あ?あぁ、ほな、そこで待っといて』
「はい」

待つこと10分、現れたのは、この店の社長の三田さん。
『わざわざすんまへんなぁ、遠いとこまで。今日はどういう予定なん?』

「はい、ここの取材が終わったら東京に帰ります」

『え?うちとこだけかいな。そりゃぁ悪いことしたな』

「いえ、ゼンゼンです。っていうか、やっと取材に来れてホッとしてます。じゃ、早速いろいろ質問させていただいていいですか?」

『ええよ』 ということで、取材開始。

三田さんは、京都で長く川魚問屋を営んできた2代目。
名前を聞けば多くのヒトが知っている料亭や割烹などに、旬のものを中心とした川魚を納めていて、川魚の目利きとしての力はピカイチ。

で、わたしが「これ!」と思った鰻茶漬けは、三田さん自らが選んだ三河産の鰻を手間ひまかけて作ったものだったんです。

選別した鰻は、まず素早く捌いて職人が炭火で白焼きに。

大きな鰻が炭火の力でぐんぐん縮み、余分な脂が炭火の上に落ち、ジュッ、ジュップという音とともに立ち昇る煙がこれまた鰻を包み、旨みを凝縮させていく。

焼き上げたら、少し冷ましてひと口大の大きさに切り分け、それを茶漬け用に炊き上げ開始。で、ここで登場するのが秘伝のたれ。

「秘伝ですか?」

『そおや、秘伝や』

「でも、わたしには教えてくださいね」

『そやから秘伝やって』

「わかってます、秘伝ですよね。でもわたしには教えもらわんと困ります」

秘伝って言われただけで、ハイソウデスカと帰れないんです、わたしの場合。

他のところはいざ知らず、わたしと生産者の間に、企業秘密はあり得ない。すべて納得してご紹介するということを基本にしている以上、 知らないことがありながら商品を掲載することはしたくないんです。

ただし、わたしが知り得た各社の企業秘密については、 他に他言することは一切しない。相手が心を許してくれたら、わたしはそれに誠意をもって応えるだけ。

ここの「秘伝」についても、こちらの意図を説明したあとで、きちんと教えていただきましたが、添加物など一切ない、上質の材料で作られたものでした。

三田さんの鰻茶漬けはね、鰻の旨みとたれの旨みのバランスが絶妙!料亭が作るものみたいに、山椒を効かせて上品に仕上げた味ではなく、なんていうか直球勝負の美味しさがあるんです。

ヒトも食べ物も直球勝負が好きなんです、わたし。(^.^)

川魚問屋のプライドと実力が詰まった鰻茶漬けを、一度お試しあれ!

〈取材・文 猪口由美〉
お茶漬けうなぎ250g
お茶漬けうなぎ500g

取材時の写真

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