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こだわりの食を求めて 取材日記

2008/02/01 有機完熟まるごと安心きんかん

2007年02/23号でもご紹介したのですが、「セコムの食」の金柑は、もう驚くほど甘いんです。

わたしはどうしても生産者に会いたくなり、 「もうそろそろ実ってきましたよ!」という先方からの GOサインを受け、日帰りで宮崎へ向かいました。

取材した当時はまだ、東国原知事が生み出した宮崎ブームなど一切なかったのですが、 その日はたまたま読売巨人軍がキャンプに備えて、宮崎キャンプ入りした日。

空港では、歓迎のイベントが行われている最中で、巨人軍ファンのわたしは、 原監督の挨拶に後ろ髪を引かれながらもレンタカーをピックアップ。

海岸沿いをぐんぐんひた走り、途中、あまりにもお腹が減ったので道の駅で、 おにぎりを1つ買ってペットボトルのお茶で流し込み、さらに海沿いから内陸に向かって、 延々と走り、携帯で待ち合わせの場所を確認するものの、話がまったくかみ合わず。

『橋を渡ったら、道が二股に分かれているところを、左に折れて』
「道、二股になってませんよ」
『え?右手に山が見えるでしょ?』
「川ですけど、、」

結局、どうみても間違えようのないでっかい鳥居の前で、生産者の西岡秀記さんと合流。 
時間がないので、早速、金柑を育てているハウスまで案内してもらいました。

横幅が2、30mはあろうかというハウスのなかでは、オレンジに色づいた金柑が、あちらこちらに実っている。 農薬を使用していないから、草も元気だ!

ん〜、しかし美味しそうだなぁ!

「あの、、、。ひとつ食べてもいいですか?」
『いいですよ。美味しいのを探してあげますよ』

そうして、手渡してもらった金柑の、何とあまいこと!

西岡さんは、以前会社員をしていたのですが、田舎暮らしにあこがれて、仕事の合間をみてはバイクで 日本一周をして、「ここにしよう!」と辿り着いたのが、宮崎だったんですって。

知り合いがいないなか、 お願いして農家さんの手伝いをさせてもらうなかで、離農する方の畑を譲り受けたのが金柑を育てるきっかけでした。

農作業に携わるうち、奥さんが妊娠したのをきっかけに農薬に対して複雑な思いが芽生えていたのですが、 譲り受けた畑がたまたま無農薬だったこともあり、自分の代になっても、農薬は使わないという決心をしたとのこと。

『特に、金柑は皮ごと食べる果物ですからね、使わないですむなら、それに越したことはないと思うんです』

たしかに、そうだ!

丹精こめて育てた金柑は、1つずつハサミで丁寧に切り、肩から提げたバケツに入れて収穫していきます。

同じ木に実る金柑でも、大きさや甘さはまちまち。「セコムの食」では、もっとも糖度が増す時期のものを、 さらに厳選して出荷してもらうようにお願いしています。

「金柑って、こんなに甘くて美味しいものだったの?」そう思わせてくれる、とびきりの旬、宮崎の味です。
 

〈取材・文 猪口由美〉
完熟きんかん(手詰め)
完熟きんかん(バラ詰め)

取材時の写真

取材時の写真

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取材時の写真

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