富山で割烹を営むご主人から、商品のご提案をいただいたのが、約2年ほど前。
商品の昆布締めそのものは、とっても美味しいんだけど、梱包やら量目やらに、ちと問題あり。
それを解決すべく、試作を何度も繰り返してもらい、やっと取材にこぎつけたのが、2007年夏。
飛行機で富山に向かい、レンタカーをピックアップし、海に面した走ること1時間強。
『お昼は是非、うちで食べてくださいね』というお言葉に甘え美味しいランチをいただいたあと、取材をスタート。
ご主人の荒木さんが、昆布締めを作るときに何よりも大切にしているのは、素材の相性。
昆布は、北海道・道南産の真昆布、それも天然ものに限定。いろいろな産地のものを試すなかで、これを選んだ理由は、
旨みの上品さと、風味の高さなのだそう。
天然ものは、高価なうえに、よく見ると所々にウニが食べたで
あろう小さな穴が、あいていたりして、ちょっと不恰好。
料理に使うならまだしも、そのまま商品となる昆布に使うのは、珍しいことなのですが、
『味には変えられないですもん』とのこと。
確かに、そうだ。 旨いほうがいいに、決まってる。
魚はカジキのなかでも最高ランクとされる真カジキをチョイス。
もちろん、脂のノリ、身の締りがいいもののみを厳選しています。
そして、この昆布締めの大きな特徴なのが、生姜の使い方。
細切りにした生姜を、魚と昆布の間にいいアンバイに挟むことで、上品な風味がかもし出されているのです。
和食の職人が手がける昆布締めは、こういう気配りが違うのだ!
素材がいいから、お醤油もいらないくらいだし、
一切れ、二切れと、どんどんイケちゃう。
残った昆布は、そのままお醤油をかけて食べても美味しいし煮物にも便利です。
パッケージもかわいいので、贈り物にも是非どうぞ!