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完結編



イタリア取材日記


イタリアの神様お願いね!

2006年秋。
すこぶる晴れた日の朝、わたしは大きめのスーツケースをゴロゴロと引っ張りながら、成田空港へと向かっていた。

2年ぶり、3回目の海外出張となる今回は、イタリア北部の生産者を取材をする予定で、パスタソースやワインなどおいしいものばかり。

前回の一人旅と違い、今回は「セコムの食」で『ファエッラさんのパスタ』の輸入をしているリエコ女史が旅の半分くらいを同行してくれることになっているので、とても心強い。

何しろわたしは、恥ずかしながら日本語以外喋れないもんだから、前回や前々回の出張で、どれだけ苦労して命からがら取材をしてきたことか。

ほんと涙モノの旅だったのだ。

「飛行機に乗り遅れた」り、「ロストバゲッジ」や「一枚しかない上着をホテルに忘れてきた」りなど、もう恐ろしくトラブル続きだった前回の出張をなるべく思い出さないように、イタリアの神様お願いね!と合掌。




波乱のホテルチェックイン!

リエコ女史とは、まずミラノで合流し、それからレンタカーをピックアップしてピエモンテ州に向かうことになっている。

しかしながら、フランクフルト経由でのイタリア入りはトランジットに約4時間もかかり、ミラノに着いたのは夜の10時近い時間。
あーもう、疲れた。日本時間にすれば、丸々1日起きている計算になる。

とにかくチェックインをしてしまおうと、わたしはタクシーに乗り込み、リエコ女史に予約してもらったホテル名の書いてある紙を運転手に見せ、車は目的地に向かって走り出した。

ふぅぅ、あと少しで寝れるわい。

約10分ほど揺られて着いたのは、小さくてなかなか洒落たホテル。急いで車を降り、スーツケースをゴロゴロ押しながら「チェックインプリーズ」と先ほど運転手に見せたのと同じ紙を見せた。

するとフロントの女性は、パソコンの画面を見てお部屋を確認、そしてわたしに、あろうことか「あなたのお部屋はありません」というではないか。

「ち、ちょっと待って。どうしてそうなんの?!だって、この紙、見てみてよー!」と日本語で叫ぶわたしにフロントの人は、欧米人特有の手を広げて肩を上げるしぐさでソーリー、とだけいう。

なんで、なんで?理由を聞きたいんだけど、言葉通じない。あーもう、わたしのバカ!




助けてアジア系青年!

冗談にもなりゃしない状況のなか、どうしたもんかと頭を抱えながらふと隣に目をやるとビジネススーツを着たアジア系の青年を発見!

言葉も通じない国で、泊まるところがないと言われたわたしはもう藁にもすがる思いでその青年に詰めより、、、

「あなた!日本人ですよね!」

『あ。は、はい』

「通訳してください。お部屋がないっていわれてるんです!」

『え?どういうことですか?』

「だから、それを聞いてほしいんですってば。お願いしますよ」

有無を言わせぬわたしの口調に、コトの次第を知った青年は流暢な英語で、フロントの女性と会話をしていく。
彼の通訳によると、予約の際に不明な点があり質問のファックスを流したが、返事がなかったためお部屋がリザーブされていないのだという。

さらに、今日は満室で、周りにホテルは一軒もない、、らしい。
えーっ、ご冗談でしょ!眠くてクタクタでそのうえ、この寒さのなか、の、野宿なの?!どうしたらいいのよ〜!どうしてわたしの海外出張は、こんなのばかりなの〜!


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