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完結編



イタリア取材日記


エリコ女史との波乱のドライブ〜その2〜

イタリア在住歴10年以上のインポーターのリエコ女史のナビで、イタリア・ピエモンテ州の高速を運転していた。

ところが、突然思わぬトラブル発生。リエコさんが分岐点で判断を誤り、わたしたちは危うくスイス国境へ突っ込む寸前。

慌てて高速を降り、そのまま大至急でUターン。

やばいです。イタリアの田舎道には街灯というものがことごとく存在しないため、日が暮れてしまったあとの運転は、 今の100万倍危険だというのに。

実はリエコさん、ピエモンテ州の土地勘はほとんどないらしい。

さらに付け加えると、彼女は左右を逆に表現することがあることもわかった。右を指差しながら「そこを左」と指示するもんだから、いったいどっちが正しいのか最初はわからなかった。

だが実はわたしにもまったく同じく、右と左を間違えるクセがあるため、この問題は難なくクリア! 言葉ではなく指差した方が正しいのだ。

だが、問題は街灯のない道を、いかに無事故でホテルまでたどり着くかである。

今回こそは何の不安も無い海外取材だったはずが、今や、かなりアブナイ日本人チームの旅と化してしまった。

高速をUターンした後も、3、4回ほど高速を降りてはUターンするのを繰り返し、ホテルに到着したのは、夜の9時すぎ。

ホテル内のレストランで軽く食事した後は、結局昨日と同じように「バタンキュー」。




やっとやっとのイタリア取材!

3日目。

この日は、ワイナリーを3軒ほど取材した。しかしながら、ドライバーであるわたしは、ティスティングさえもできないという、取材史上、泣けるほど辛い1日だった。

ワイナリー取材は、当日受けた心の傷が癒えたころに、ご紹介したいと思う。

そして4日目。
今回のイタリア出張の、もっとも重要な取材先に向かう。

今日は、他にアポイントが入っているリエコさんに代わりイタリアでシェフの修業経験を持ち、イタリアをこよなく愛する20代の女性シェフが、通訳をしてくれることに。

この日もわたしは、ドライバーを務めるために、両肩をぐるぐると回し、ストレッチを行った後、車に乗り込む。

さらにこの日は、前日までの反省を生かし、わたしも地図を見て、降りるべき高速のインターなどをチェック。イタリア語は読めないけど、勝手にローマ字を当て込み、そのつづりを、頭に叩き込む。

よっしゃ、出発だ!

目的地までは、2時間ほどの旅。彼女は、とても生真面目な感じのお嬢さんで、地図をじーっと睨みながら、道案内をしてくれた。

初対面だったわたしたちは、最初お互い気を使いあったものの一般道から、高速へ入るころには会話も弾み、彼女は イタリア修業での笑い話などで盛り上がり、和やかな雰囲気に。

と、そこに目の前に黒い煙が広がった。




まだまだ続く波乱の嵐!

な、なんだ!と慌てて前方を見ると、『うぁぁ!燃えてる!』

なんと、路肩に止められた高級車のボンネットが炎上しているではないか!

まるで映画ロケさながらの黒煙と炎に、改めて旅の無事を祈ると共に、再度インターの出口を確認しようと、したところで、、、。

え?いまのインター、わたしが頭に叩き込んだ字面じゃない?

慌てて、隣のお嬢さんに確認すると、『あ。ごめんなさいっ』 と、ものすごい恐縮顔。

「いや、いいですよ。慣れてます、もう」 とほほ。

それからわたしたちは、1つ先(といってもかなり先)のインターを降りて、即、Uターン。
約30分ほどのロスタイムを取り返すべく、慎重かつ安全運転で現地を探す。

案内版が無くなり、いよいよ田舎道に突入したあとは、お嬢さんが現地に携帯電話で連絡を取り、生産者に 道案内を依頼する。

わたしは、ひたすら言われるとおりに、急な坂道を登り降り、ある小さな町のピアッツァ(広場)に到着。

すると、遠くから手を振る若者が!

車をすばやく駐車スペースにとめ、こちらに近づいてきた若者に、「モンジェットさんですか?」と日本語で質問するわたしに、

その若者は『ヤァ! ナイス・トゥ・ミーチュウ』と、英語で回答。

やっと会えたよぅ。 一番会いたかった生産者に!
よーし! これからが本番。

しっかり取材させてもらいますから、よろしくお願いしますね!


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